スズキ アドレス110でよくある故障と修理費用

クランクシャフトが折れることがある

 

アドレス110ではエンジンストールの症状を持つものが多いようです。
症状としてアイドリング時のエンジンストップ、特にエンジンが温まってからの方が出やすいようで、走行中も加速が悪く、スピードのノリも悪くなるようです。
こうなる原因はクランクシャフトの分離です。
クランクシャフトにはコンロッドが付けられているわけですが、そのコンロッドは二分割されたクランクシャフトに挟まるように付けられており、その間には動きをスムーズにさせるメタルが挟み込まれています。
二分割しているクランクシャフトは圧入されていて、通常であれば、外れることはないのですが、その圧入部が外れ分離し、間にあるメタルが取れてしまうことによって、クランクシャフトとコンロッドの間での動きが悪くなり、抵抗を生み出すことによってエンジンストールを引き起こすことになります。
これはどうやらスズキとしても原因がつかめていないようで、それによって修理はすべて実費となります。
クランクシャフトとクランクシャフトベアリング、クランクシャフトメタルなどの交換で20000円から30000円ぐらい、症状によってはコンロッドも交換しなければならない場合もありますので、そうなるとだいたい50000円ぐらいの費用が掛かってしまうようです。

 

ベルトの破片でスターターモーターが壊れる

 

それからスターターモーター周りにも、このバイクならではの固有のトラブルが出ているようです。
症状としてはスタータースイッチを押してもスターターモーターが元気よく回らない、エンジンのかかりが悪いというもので、スターターモーターの回りが悪い時は、バッテリーなど電源系を疑うことが多いのですが、このモデルではバッテリーも電源系も全く問題ない、そしてスターターモーター自体も全く問題にないといったことがあるようです。
こうなる原因は、スターターモーター周りの構造の設計ミスです。
スターター機能というのはスターターモーターにつけられたギヤがスターターギヤというワンウェイクラッチ付のギヤに咬みこむことによってクランクシャフトを回し、初爆を与える形をとります。
アドレス110ではこのスターターギヤがむき出し状態になっており、その位置の駆動用のベルトのすぐ近くにおかれています。
駆動用ベルトというのは走るたびに多少なりとも摩耗しており、その破片や細かい粉などが出ることになりますが、その粉や破片といったものが近くにあるスターターギヤにこびりつくようで、それによってスターターモーターのギヤとスターターギヤの間に詰まるような形となるため、動きが悪くなり、スターターモーターの回転に負担をかけてしまうようなのです。
修理としては、ギヤに汚れが付着していることから起こることですので、修理とか交換ということではなく、分解清掃という形をとります。
分解清掃といってもそれほど大げさなものではありませんので3000円ぐらいの費用で行うことができると思います。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・