スーパーカブC105でよくある故障と修理費用

スーパーカブC105はスーパーカブの創成期に作られたかなり古いモデルです。
エンジンは現在のようなOHCではなく、プッシュロッドを内蔵したOHVで、エンジン排気量は54ccとかろうじて小型二輪として扱うことができるものとなっています。
生産開始は1961年と50年以上も前のことですので、もはやヒストリックバイクといっていいかと思います。
さてこのモデルでよくあるトラブルということですが、すべての箇所でいろいろなトラブルが出るのでこれといって特別なものはありません。
エンジンもスーパーカブのエンジンといっても壊れる時は壊れますし、遠心クラッチもトランスミッションも壊れます。
ただ、あまり聞かない部分が壊れるということはあるでしょう。
これも古いモデルが故のことなのですが、単純な故障であるもののその症状の出方によってはエンジンの分解をしなければならない時も出てきます。

 

キックシャフトが折れる

 

その一つがキックペダルです。
スーパーカブはこのC105になる前のモデル、C102の時にスターターモーターを装備したのですが、残念ながらこのC105ではキックスターターだけでのちにCD105でスターターモーターが採用されます。
ですので、エンジンスタートには必ずキッスペダルを引きだしてこれを蹴ることになるわけですが、何百回、何千回と蹴られるうちに金属疲労を起こし、キックペダルが折れてしまうことがあるのです。
ただまだそれならまだましです、折れたキックペダルを取り外して違うものをつければすぐに直すことができます。
部品も汎用性が高いのでC105のものがなくても他のスーパーカブのものや他車種のものでもつけることができます。
しかし、もっと傷みが激しい状態になるとキックペダルではなく、キックペダルが取り付けられているキックシャフトがねじ切れてしまうのです。
金属のシャフトをねじ切るというのは本来であれば相当な力が必要で、いくら足の力といってもなかなかできません。
それができてしまうのですから相当金属疲労が進んでいるのでしょう。
キックシャフトは内部から突き出た形なっており、内部のキックスターター構造とつながっているものですので、この部分が壊れた場合は、一度クランクケースを開けなければ修理ができません。
そして厄介なのがキックシャフトの部品がほとんど出回っていないということです。
新品を手に入れるのはまず無理で、中古部品もほとんどありませんので、スーパーカブの他のモデルのものを利用したり加工したりして付けるしかありません。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・