TLR200でよくある故障と修理費用

デコンプワイヤーの伸びや切れでケッチンをくらう

 

トライアルモデルであるTLR200にはスターターはついておらず、すべてのモデルでキックスターターが採用されています。
キックスターターは、エンジンを始動させるための機構として昔から使われているもので、かなり前まではこれしかついていないのが当たり前でした。
このTLR200はその時代のモデルではありませんが、競技用モデルベースということであえてキックスターターだけの設定となっていますが、さすがに200ccオーバーの単気筒エンジンをキックスターターで掛けるというのも大変ことで、通常であればケッチンをくらうのが目に見えています。
そこでTLR200には手動デコンプというキックスタートを手助けするシステムがついています。
これはハンドルの左側につけられているデコンプレバーを引くことで作用するのですが、要するにキックスターターで圧縮行程にあるピストンを持ち上げることが大変なわけですから、その時だけイレギュラーに排気バルブを少しだけ開けて、圧縮を逃がし、ピストンを上げやすく、キックスターターを少ない力で踏めるようにしたのです。
この状態で上死点を出して、そこから一気にキックをすれば、ケッチンをくらうことなくエンジンをかけることができます。
実はこのデコンプにおいてトラブルが出やすいようで、デコンプレバーをしっかり引いても圧縮を抜くことができなくなり、突然なものですから脛に大きなあざを作ってしまうというものです。
これにはいろいろな原因が考えられます。
1つはデコンプワイヤーの調整不良です。
TLR200のデコンプ機能は手動式で、シリンダーヘッドに中にあるアームで無理やり排気バルブのロッカーアームを作用させるという構造になっているのですが、それを動かすのはハンドルにあるデコンプレバーでその2つはドラムブレーキ用にワイヤーでつながっています。
そのワイヤーはブレーキと同じように使い込んでいくごとに少しずつ伸びていくわけでそれを調整する必要があるのです。
ワイヤーに調整用のネジがついているのでそれを使って、最適な状態に調整しておけばいいわけですが、頻繁に伸びるわけではないので調整することを忘れてしまい、デコンプレバーを目いっぱい引いても完全にデコンプを機能させることができずキックスタートが難しくなるというになります。
それからもう1つ、デコンプワイヤーの切れです。
これは当然といってしまえばそれまでですが、ワイヤーで作動しているものでワイヤーが切れてしまえば、デコンプを作用させることなどできません。
修理はワイヤーの交換、調整を行います。
費用としては交換で3000円ぐらい、調整で1000円ぐらいかかりますが、自分でもできることですので、自分で行えば工賃は全く発生しません。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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