XR230でよくある故障と修理費用

定番の1速に入らない病

 

XR230シリーズでもはや定番トラブルとなっているのが「1速に入らない」病です。
要するにシフトペダルを思いっきり踏んでも1速に入らないというもので、逆にニュートラル状態から2速に蹴り上げた時はきちんと2速に入るという摩訶不思議な症状です。
この症状が出るのはそこそこ走行距離が延びているもので、最初は1速に入りにくいなぁ・・・といった程度ですがそのうち完全に1速に入らなくなってしまい、しかたなくトラックのように2速発進をしなければならないといった感じです。
こういった症状はよくシフトチェンジ用のリンケージの動きが悪くなった時になることが多いのですが、リンケージを調整しても1速に入る兆しすら見えません。
それもそのはず、こうなる原因は度重なるシフト操作の繰り返しで、ギヤシャフトプレートとギヤシフトカムの1速の位置が摩耗して機能しなくなっているからです。
シフトチェンジはトランスミッション内にあるシフトドラムの回転位置で決まります。
そのシフトドラムを回転させるのがギヤシフトカムといったヒトデみたいな形をしたもので、そのヒトデを回すためにシフトペダルに直結したギヤシャフトプレートというものが付けられているのです。
ギヤシャフトプレートが上がるたびにギヤシフトカムが1速から2速、2速から3速と順番に回転していき、逆にギヤシャフトプレートが下がるたびに5速から4速、4速から3速と順番に回転していき、ギヤを切り替えることができるようになっているのです。
そのギヤシフトカムのちょうど1速に変速する部分の突起とギヤシャフトプレートの常時あたることになる部分がすり減って、1速に入れることができるところまで回すことができなくなっているのです。
1速といえば、どんな走りでも必ず一度は使うところで、更にこのモデルのようなオートバイはまめにシフトチェンジを行うために、オンロードモデルの倍以上にシフトチェンジをするので、摩耗が非常に早くなるのです。
これは走行距離を重ねていけば、どのXR230でも出ることになりますので、少しでもおかしいなぁと思ったら思い切って、ギヤシャフトプレートとギヤシフトカムを交換しておいた方がいいでしょう。
交換作業は、先ずオイルを抜いてから右側のクランクケースカバーを取り外し、クラッチを引き抜いてからギヤシャフトプレートとギヤシフトカムの交換作業に移ります。
クラッチを取り外しますので、金銭的に余裕があるのでしたらクラッチの交換も同時の行うと工賃を節約することができると思います。
費用は工賃あわせて30000円から60000円といったところでしょう。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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