FT500でよくある故障と修理費用

振動によって起こるヘッドカバーからのオイル漏れ

 

FT500は大排気量単気筒エンジンを搭載したフラットトラックモデルですが、そのエンジンゆえの大きな振動によって、耐久性の面で弱点を持っています。
エンジン周りでよくあるのがシリンダーヘッドカバーからオイル漏れです。
この部分からのオイル漏れは他のモデルでもよくあることで、そのほとんどがシリンダーヘッドカバーとシリンダーヘッドの間に入れられているガスケットの劣化によって起こることが多いのですが、このFT500ではシリンダーヘッドカバーを固定するボルトのゆるみによって起こることが多くなっています。
ボルトが緩むといってもただ単に緩んでいるだけではありません。
最初は緩むだけのことなのですが、500cc単気筒の大きな振動によって、ゆるみ気味になったボルトがシリンダーヘッド内に切られている雌ネジの中で暴れるような形となり、それによって雌ネジが切ってある部分が甘くなってしまい、ボルトを既定の締め付けトルクで締めつけてもしっかりと固定することができなくなってしまうのです。
要するにネジがバカになってしまっているということです。
定期的に増し締めをしていればここまでひどい状態にならなかったのですが、まさかシリンダーヘッドカバーを固定しているボルトが緩むと考えにくいため、若干緩んでもそのまま放置されてしまうことが多いようです。
この症状が進んでしまうとボルトを締めた時にねじ山をなめてしまうこととなり、完全のシリンダーヘッドの交換となってしまいます。
だからといって緩んだままにしておいてはいけません。
このモデルに搭載されているエンジンはシリンダーヘッドカバーがカムシャフトを固定するカムシャフトジャーナルの一部を兼ねているため、シリンダーヘッドカバーのゆるみはカムシャフトジャーナルのゆるみとなり、カムシャフトをちゃんと固定することができなくなってしまいます。
放置しておくと今度はカムシャフト周り、バルブ周りのトラブルにつながってしまうので、すぐに対処した方がいいでしょう。
修理はできればシリンダーヘッドの交換をしたいところですが、ご存じだとは思いますが、このモデル自体の販売台数が少なく、現存する中古部品も少ない、もちろん新品部品など等に販売されていませんので、シリンダーヘッドを手に入れるのが非常に困難です。
そうなると交換できないわけですから、ヘリサートなどを使って補修するしかありません。
修理費用は、その修理する場所、整備士の技術によってまちまちです。
少なくとも50000円以上は取られることでしょう。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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