HORNET Sでよくある故障と修理費用

パーコレーションとインシュレーターの劣化でエンジン始動ができない

 

大型バイクにしてはコンパクトなボディを持つホーネットSでは、エンジンが始動できないというトラブルがあります。
そういったトラブルはどんなオートバイでも起こることですが、ホーネットSではこのオートバイならでは原因があるのです。
比較的小さなダイアモンドフレームに600ccの直列4気筒エンジンを搭載したこのモデルはエンジン周りがかなり混みいった形となっており、特に走行風が当たりにくいシリンダーブロックの後ろ側にあるキャブレター周りはかなりの熱を持ちます。
それによってキャブレター周りでパーコレーションという燃料の中に空気が入ってしまう現象で、エンジンをかけることができないというトラブルが出やすいようです。
そしてもう1つ、熱によってもたらされるトラブルがインシュレーターの破損です。
インシュレーターというのは、エンジンのシリンダーブロックにあるインテークとキャブレターを繋ぐ部分のことで、自動車などでは金属製や樹脂製が用いられるのですが、このモデルではゴムが使われています。
ゴムといっても一応それなりに熱に強い材質を使っているのですが、エンジンが回っている間はずっとエンジンからの熱を受けているわけです。
そしてエンジンを止めると冷えての繰り返しを行っているうちに劣化がどんどん進み、硬化していきます。
更に1番シリンダー用と4番シリンダー用に至っては、外側になるため日光の紫外線を受けてさらに劣化が激しくなるのです。
そういった状態でエンジンからの振動、そして路面から振動などを受けたらどうなるでしょうか。
そこでひび割れが発生することになります。
インシュレーターにひびが入るということはシリンダーで作られて負圧によってそこからも空気を吸ってしまうことになります。
キャブレター式の燃料供給装置では、シリンダーの負圧で吸い込もうとする空気の流れが生まれ、その流れをキャブレターに通してそこで適量のガソリンを混ぜるという仕組みになっていますが、キャブレターで吸い込んだ空気量に適切となるガソリン量を混ぜてもその先、キャブレターとエンジンの間にあるインシュレーターの部分で更に空気を吸ってしまっては、せっかくキャブレターをセッティグして最適なガソリン量を供給しても、余計な空気を吸いこんでしまい、混合気のバランスがかなりリーンな状態、ガソリンが薄い状態になってしまいます。
多少薄い程度であれば、燃焼行程を行うのは可能なのですが、インシュレーターのひびが大きく大量の余計な空気を吸いこんでしまった場合だといくらスパークプラグで点火しようが、圧力を加えようが全く燃焼できなくなってしまうのです。
これがインシュレーターのひび割れによるエンジン不動の理由です。
修理はひび割れしたインシュレーターを交換することで行います。
インシュレーターは3000円ぐらい、工賃は5000円ぐらいかかる事でしょう。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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