XLR80Rでよくある故障と修理費用

オイル管理ができていないとカムスプロケットが偏摩耗する

 

XLR250Rの小型バージョンとして作られていたXLR80R、小さい割にはXLR250Rにもひけを取らないほどの元気走りができるということで今での人気となっているモデルです。
このモデルでよくあるトラブルがエンジンから異音がするというものです。
音の質は、どちらかというと継続的な音ではなく、エンジンの回転数に応じて断続的に続く、ギュンギュンといった感じの音です。
音の出どころはどうやらシリンダーブロックから上、シリンダーヘッドに近い部分からしているようで、似た症状としてカムチェーンの伸びによるエンジン内部との干渉が起きているときとおなじようなところから音が聞こえてきます。
そこでシリンダーヘッドを開けてみるもどこにもトラブルが出ているようには見えません。
カムチェーンの張りも適度でカムチェーンテンショナーやカムチェーンテンショナーリフターも全く問題ないといったように見えます。
ただ一つだけちょっと気になるのがカムスプロケットの摩耗状態です。
スプロケットの山が平均して減るのが普通の減り方ですがどういうわけか偏摩耗しており、クランクシャフトを手で回すとカムスプロケットが偏心していることがわかるぐらいです。
実はこれがエンジンの異音の正体で、手で回してもカムチェーンはどこにも干渉していませんが、エンジンをかけ、カムスプロケットの回転数が上がると遠心力でカムチェーンが膨らんでしまい、カムスプロケットの一番摩耗が少ないところ、要するに一番外径が大きいところに来るとカムチェーンが更に膨らみ、その際にエンジンの内側のかすかに干渉してしまうのです。
これが連続的ではなく断続的に音が鳴る原因です。
当然ですが、エンジンの回転にばらつきが出るため、エンジン全体から振動が発生し、スムーズなふけ上がりも期待できません。
問題はどうしてカムスプロケットが偏摩耗してしまったのかということですが、考えられるのは潤滑不足かカムスプロケットの品質です。
潤滑不足はエンジンオイルの交換を怠ったとか質の悪いエンジンオイルを入れてしまったといったことが考えられます。
スプロケットの品質は・・・たぶん外れを引いてしまったのでしょう。
修理はカムスプロケットと干渉していたために傷んでしまったカムチェーンを交換します、
費用は部品代込でだいたい25000円から30000円ぐらいとなります。
それほど難しい作業ではないので、知識と工具があればDIYでも可能です。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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