Ape100DXでよくある故障と修理費用

タペットアジャストスクリューの紛失

 

これもApeシリーズでよくあるシリンダーヘッド内のバルブ関係のトラブルです。
症状としては、何かの拍子にエンストしてしまった後に再度エンジンを掛けた時以降、パワーが全くでなくなってしまったというものです。
エンジンのかかりは普通にかかりますが、ある一定の回転数以上エンジンが回らず、トルクもないことから坂道で失速してしまうといったものです。
これも実はバルブの不具合によるトラブルですが、バルブ自体ではなく、そのバルブを押すところについているタペットアジャストスクリューの仕業です。
バルブとロッカーアームの間にはバルブクリアランスという適度な隙間が必要になります。
これは部品の熱膨張を考えてのことなのですが、それが適切でないと正常なバルブ動作を得ることができなくなります。
だいたい0.1ミリとか0.15ミリといったぐらいのバルブクリアランスを取ることになるのですが、バルブステムエンドが減ったり、ロッカーアームが減ったり、あるいはカムが減ったりして常に同じであることが難しいわけです。
そこでロッカーアームとバルブステムエンドの間に調整機能を持たせ、ロッカーアーム側にネジを立てて、そこのボルトとそれを固定するためナットで構成されたタペットアジャストスクリューというものを付けて後から調整しやすいようにしているのです。
実はApeシリーズにおいて、このタペットアジャストスクリューの固定用のナット、アジャストナットが緩みやすいようで、きちんと絞めても緩んでしまい、バルブクリアランスが狂ってしまうことがあるのです。
バルブクリアランスが狂ったとしても今回のようにエンジンが回らなくというところまではいかないものなのですが、時にタペットアジャストスクリューのアジャストナットが緩んだ後に調整用のボルトが抜け落ち、バルブステムエンドとロッカーアームが直接、接してしまうということがあります。
抜け落ちたボルトとナットはシリンダーヘッドの隙間に落ちていることが多いのですが、場合によってはカムチェーンに絡んでしまって、カムチェーンを切ってしまうことがあるようです。
たぶんバルブクリアランスの調整を行った時に規定トルクで締め付けを行わなかったのでしょう。
こうなるとバルブクリアランスが過大となってしまい、外れた方のバルブの開閉タイミングが大きく狂うことになることからエンジンの調子を崩したのでしょう。
修理は隙間に落ちているタペットアジャストスクリューを拾って正しい形で取り付けることになります。
ついでですので新しいものに交換してもいいでしょう。
費用はシリンダーヘッドを開けますので、工賃が最低でも5000円はかかるでしょう。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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