NSF100でよくある故障と修理費用

オイルポンプの故障でクランクベアリングがやられる

 

NSR50や80のフレームにCRF100Fのエンジンを載せて作られたコンペティションモデルのNSF100、本来はクローズドサーキット中で走るためのものなのですが、保安部品をつけて公道仕様としている方も多いと聞きます。
このモデルのエンジンはモトクロス競技用として作られたものをベースにしているので、どちらかというと扱いが難しく、最高のパフォーマンスを発揮させようとするにはそれなりのメンテナンスが必要になります。
それを怠ると市販車両として販売されているモデルではありえないようなトラブルが出ることになり、修理に多大な費用がかかることもあるようです。
その一つがオイルポンプトラブルによるエンジンの振動です。
4ストロークエンジンはエンジンオイルを循環させるためにオイルポンプというものが必要です。
これは2ストロークエンジンのオイルポンプとは全く違うものでただ単にエンジンオイルを各部に送るために油圧を作っているだけのことです。
公道用の車両ではいろいろな条件下で走ることを想定して、オイルポンプも幾分吐出量の多いものを採用するのが一般的なのですが、このNSF100はHRCがモータースポーツのために作ったモデルで、使われる条件も幅が狭いので、軽量化の意味を含めて、そのエンジンが求めるギリギリの吐出量しか持たないオイルポンプが使われているのです。
そのため、公道仕様として公道で走るようになると何かと負担がかかるようになり、オイルポンプの吐出量が激減してしまい、ひどい場合ですと正常な状態の半分ぐらいしかオイルを流すことができなくなってしまうこともあります。
そうなるとオイルによって潤滑を行っているエンジンにとってみれば過酷な条件となってしまうわけで、潤滑不足を起こすことでいろいろなトラブルが発生するということになるのです。
そのトラブルの一つがエンジンの振動、これはクランクシャフトにつけられているクランクベアリングの潤滑不足から起こります。
クランクベアリングは構造としては一般的なボールベアリングです。
クランクケースにクランクシャフトを固定するところにはめ込むもので、事実上、2つのクランクベアリングがクランクシャフトを支えている形になります。
クランクケース内にあるものですから、常にオイルまみれになっていて、本来であれば潤滑状態はいいはずなのですが、オイルポンプの吐出量が極端に少なくなったことでクランクベアリングの潤滑がうまく行えず、内部の金属ボールが減ることによってボールベアリングのガタが発生します。
そのガタが大きくなるとクランクシャフトがぐらぐら動くほどになってしまい、エンジンが回っていてもクランクシャフトの位置が動くことから大きな振動を引き起こしてしまうのです。
修理は根本的な原因となったオイルポンプの交換と二次被害にあったクランクベアリング、そしてクランクシャフトを交換することになります。
費用はオイルポンプの交換で15000円ぐらい、クランクシャフト、クランクベアリングの交換で20000円ぐらいとなります。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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