ヤマハドラッグスター４００でよくある故障と修理費用

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ヤマハドラッグスター４００でよくある故障と修理費用

フューエルポンプ故障によるエンジンストップ

ドラッグスター400のキャブレター仕様車ではフューエルポンプの故障が結構出ています。
通常、フューエルポンプ、燃料ポンプを使うのはインジェクション式の燃料供給構造を持つものだけなのですが、このドラッグスター400を含めた一部のキャブレター仕様では、通常使われる自然落下式ではなく、フューエルポンプによってキャブレターにガソリンを送るようになっています。
これはガソリンタンクとキャブレターの位置関係、配管の取り回しなどによって、自然落下式では十分にそしてスムーズのガソリンをキャブレターまで送ることができないので、その代わりとして小さな電磁ポンプを付け、キャブレターとの協調を取りながら動くようにされています。
そのフューエルポンプが壊れることが多く、イグニッションを入れた時に正常な状態では「カカカカ」と電磁ポンプの音がするものなのですが、壊れてしまうとそれがなく、キャブレターにガソリンを送ることができなくなってしまいます。
それによって突然のエンジンストップや再始動不能状態になることがあります。
修理はその電磁ポンプを交換することによって行い、部品代として10000円ぐらい、工賃として20000円ぐらいの費用が掛かります。

ジェネレーター故障でバッテリー上がり

こちらの定番のトラブルですが、発電機の故障です。
発電機の故障は主にステーターコイルの破断、接触不良、焼き付きや配線がケースにこすれることによって起こるコードの切断といったことから起こるようで、ほとんどの場合は劣化や寿命という言葉で片づけられることになります。
修理は発電機の交換ということになりますが、ドラッグスター400を含めた一般的なオートバイの場合では発電機をクランクケース内に内蔵する形とっており、内部にあるステーターコイルとフライホイール兼用のマグネットローターの2つの部品で構成されます。
主に故障の原因となるのはステーターコイルのほうで、発電機の故障はそのステーターコイルだけを交換することで直すことができる場合が多いようです。
費用は意外と掛かるもので、工賃あわせて40000円ぐらいとなるでしょう。
ついでといっては何ですが、これもまた修理事例の多いクランクシャフトシールからのオイル漏れを点検してもらって、漏れている・滲んでいる状態であったら同時に変えてもらうといいかもしれません。
その方が、別々に修理をした時よりも工賃を節約することができるので、いいかと思います。

ヤマハドラッグスター４００でよくある故障と修理費用