MT-10でよくある故障と修理費用
初期トラブルが多すぎる
このモデルは2016年から世界的に発売されているモデルですが、最近は落ち着いてきたもののとにかく初期トラブルが多いことで有名です。
そのほとんどが制御系で、警告灯の点灯でそれを知ることができます。
エンジン警告灯、ABS警告灯、TCS警告灯など、イグニッションを入れてエンジンをかければきれいに消える警告灯が点きっぱなしになってしまうものが多く出ています。
中でも一番多いのがABS警告灯です。
ABSはアンチロックブレーキシステムのことでタイヤをロックさせないような制御を行います。
前後のホイールの回転を検知するホイールセンサーでタイヤの回転状態を知り、ブレーキング中にこのセンサーから「ロックしたよ」という信号が流れてくるとそのタイヤにつけられているブレーキの油圧を下げることでロック状態から回転状態ヘイト復帰させるというものです。
タイヤの制動力というのはタイヤがロックするか・しないかといった時が一番強いのでその状態を機械的に維持しようとするわけです。
ABS警告灯が点灯するときはそのABSの制御系にトラブルや不具合が起きている場合で、新車で購入して数千キロ程度で出ることはまず考えられません。
それが出てしまうから不思議です。
多くはフロントタイヤにつけられているフロントホイールセンサーの故障で、内部の断線・ショートが起こっているというものらしいです。
この部分が壊れてしまうとタイヤの状態を監視することができず、タイヤの回転数が常にゼロの状態と阪大されてしまい、リヤタイヤの回転数とつじつまが合わないことからエラー表示のためにABS警告灯を点灯させるのです。
修理はフロントホイールセンサーの交換を行います。
通常であれば20000円ぐらいかかる修理ですが、初期不良であるということが断定できれば、ヤマハの責任として保証で無償修理が行われます。
他の警告灯の点灯も同じように各センサーの故障によって起こります。
エンジン警告灯はクランク角センサーの故障でエンジン回転数を検知できない、あるいは油圧センサーの故障で油圧がゼロになっていると判断されて転倒します。
TCS警告灯は、トラクションコントロール系統の警告灯でABS警告灯が点いた場合にセットで点灯することが多く、これもホイールの回転数を検知できないことから点灯することになります。
これらも全てセンサーの交換で直すことになり、保障で無料修理となります。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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