VMAXでよくある故障と修理費用
マッチョなスタイルが独特な雰囲気を醸し出しているヤマハのVMAX、初代モデルは1200ccエンジンを搭載したVMAX1200として発売されていましたが、2008年に発売された2代目モデルはエンジン排気量が大きくされ1700ccエンジンを搭載、名前も新たにVMAXとなりました。
2017年の夏に生産終了、といってもまだまだ現役ですので、部品なども手に入りやすいでしょう。
温間時のエンジン不調
このモデルではエンジンが温まった状態・・・というかすぐに熱くなりますので、エンジンが熱くなった時にエンジンの不調を起こすものが多いようです。
水冷エンジンとは言えば、V型4気筒エンジンをあれだけコンパクトに収めてしまえば、エンジンの熱の放出が難しくなるのも当然、いわばもともとエンジン周りはかなり高熱になる設計がされているといってもいいでしょう。
症状としてはエンジンが温まった時にアイドリングの不調やエンジンの吹けが悪くなる、トルクを感じることができなくなるといったもので、ひどくなるとエンストを起こすこともあるようです。
こうなる原因はこのモデルの最大の弱点となるプラグキャップです。
このモデルにつけられているプラグキャップはエンジンの高熱によってリークを起こすことがあり、正常な点火用の電気が流れてきてもスパークプラグに電気を流さずに、一部またはすべてをエンジンブロックにアースしてしまうのです。
一部の電気が漏れてしまえば火花が弱くなる、すべての電気が漏れてしまえば火花が飛ばなくなる・・・こういったことは断続的に起こることでパワーの低下、アイドリングの不調などを引き起こしてしまうのです。
これは完全に持病ですので、純正パーツを取り寄せてそれに付け替えてもしばらくしてプラグキャップ自体が劣化するとまた同じ書状が出ることになりますので、ここは社外品や他のヤマハのバイクのものを流用した方がいいでしょう。
プラグキャップを選ぶ際は、純正パーツのようにゴムのカバーが短いものではなく、スパークプラグの根元までしっかりとカバーできるものがいいでしょう。
そういったものを選べば、エンジンの温度がかなり高くなってもそう簡単にリークすることもありません。
正常な火花、正常な混合気、正常な圧縮、この3つが揃って初めてまともな動きをするエンジン、その内に1つである正常な火花がリークによって得ることができなかったというのが今回のトラブルの原因です。
修理費用は工賃入れてもだいたい3000円から5000円ぐらいと比較的手安く済みます。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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