VMX1200でよくある故障と修理費用
日本でも2000年まで発売されていた1200ccエンジンを搭載していた頃のVMAX、それを海外向けとして販売したのがVMX1200です。
国内仕様よりパワフルでVブーストシステムを標準装備するため、あえて並行輸入車を購入した方も多いでしょう。
イグナイター不良でエンジン不調
このモデルで特に初期モデルに多く出るのが、雨天走行をした後や洗車をした後から出始めるエンジンの不調です。
エンジンがかからない、アイドリングが落ち着かない、加速が思ったようにできない、スピードが乗らない、エンストを起こすなどエンジントラブルのほとんどが出ることがあります。
症状が出始めるのが車体に水がかかった時というのが1つのキーワードで、水分に弱いといえば電気系統です。
電気系統でトラブルが出やすいのは充電系のレギュレートレクチファイアやバッテリー、ジェネレーター、点火系のイグニッションコイルやイグナイターというものが想定されやすいのですが、このモデルである意味で持病として扱われているのはイグナイターです。
イグナイターは電子パーツでピックアップコイルから得た点火信号を使って、イグニッションコイルに一次電流を流すタイミングやその長さなどを決める機能を持ちます。
電子パーツですので水分に弱いのですが、通常はそういったことを考えて、水がかからないようなところにつけたり、防水をしっかりしたりということを行うのですが、このモデルでメーターの下あたりにつけられ、そしてコネクターの部分の防水が甘いものが多いため、そこからイグナイター内部に水が浸入し、内部を錆びさせ、ショートを引き起こしたり、断線させてしまうことがあるのです。
後期型では対策品が使われているのでこういったことはほぼ起きないのですが、初期型ではよくあるそうです。
修理は理想としてはイグナイターを対策品にそっくり交換することになりますが、部品代だけで90000円は軽く超えますので、なかなか交換に踏み切れないこともあるでしょう。
その場合、まだ軽症であれば分解して、汚れや錆などがついたところを丁寧にクリーニングしてあげると直ることがあるそうです。
ただ、もともと分解するようには作られていませんので、やる場合は自己責任となります。
これで直らなければ交換しなければなりません。
ざっと計算して、交換では約10万円ぐらい、分解修理で30000円ぐらいで直すことができるかと思います。
あるいは、10000円ぐらいで程度の良い中古品を購入してもいいでしょう。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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