XT1200ZEスーパーテネレでよくある故障と修理費用

大型アドベンチャーモデルとして海外で販売されているXT1200ZEスーパーテレネ、日本では並行輸入で買うことができます。
このモデルは舗装路もオフロードも難なくこなす性能を持っており、耐久性も高いことから国内外で人気のモデルとなっているようです。

 

圧縮漏れでエンジン不動

 

このモデルには水冷4ストローク2気筒エンジンが搭載されていますが、そのエンジンにおいて、一種の従秒として捉えられている症状があります。
それがカーボンがみです。

 

カーボンがみとは燃焼行程によって微量ですが発生するカーボンが燃焼室内にたまることで起こるもので、特にバルブに付着し、それが積層されることでそこそこの厚みのあるカーボンとなってしまい、バルブがバルブスプリングの力で戻ろうとしてもその厚みのあるカーボンが邪魔をしてバルブを完全に閉じさせることができない状態のことを言います。

 

エンジンの燃焼行程の前には必ず圧縮行程があります。
吸い込んだ混合気をピストンの力で圧縮し、延焼しやすい環境を作るのですが、バルブが完全に閉じない状態では圧縮行程の時にバルブの隙間から圧縮されるべき混合気が漏れてしまい、必要とする圧縮比を得ることができなくなってしまうのです。
これがいわゆる圧縮漏れというもので、インジェクション式のモデルで燃費の向上を果たすために希薄な混合気を使っていたり、何かしらの原因でシリンダー内にオイルが多く残ってしまう場合に起こりやすくなります。

 

カーボンの蓄積状態が軽いうちであれば、パワーが出ないとか加速が悪いとか、アイドリングが不安定になるといったぐらいの症状で済みますが、更にカーボンが積層していき、燃焼室とバルブの隙間が大きくなりすぎると燃焼させることができなくなり、エンジン始動不能状態となります。

 

このモデルやこのモデルと同じエンジンが搭載されているものでは必ず一度は出るといわれるぐらい多いトラブルで、セッティングや環境というよりはエンジンの設計上の問題といえるでしょう。

 

修理としては軽症であれば、エンジンを開けてバブル周り、ヘッド周りの付着したカーボンをそぎ落としてきれいにすれば直ります。
費用もだいたい20000円ぐらいで済むでしょう。
しかし、ピストンにまでカーボンが蓄積してしまっている場合では、先ほどの作業に加えて最悪ピストンの交換ということになり、70000円ぐらいの費用が掛かってしまうこともあります。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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