XVS1300CUでよくある故障と修理費用
XVS1300CAストライカーの事実上の後継モデルとされているのがXVS1300CUレイダーです。
基本はXVS1300CAストライカーと同様にXVS1300Aと同じとしており、故障の出方も壊れ方もほぼ同じといえます。
オイル警告灯の点灯
このモデルにはエンジンオイルとミッションオイルを兼ねたオイルの警告灯が付けられています。
4ストロークエンジンにとってオイルというものは非常に重要なもので、エンジンやトランスミッション内部の潤滑の他に冷却や内部の洗浄といった効果も持たされています。
このオイルが少なくなってしまうと正常な潤滑などができなくなってしまうため、最悪エンジンの焼き付きを起こしてしまうことがあります。
オイルはエンジンの稼働によって微量ですが燃焼されているので、長い目で見ればどんどん減っていくことなります。
実際には減っていくよりオイルが汚れてしまう方が早いので、減る前に交換され、再度適切な量にされるので通常ではこの警告灯はつかないはずなのですが、大量のオイル漏れとか、オイルを入れる量を間違えたといったような故障につながることを避けるためにオイルの量が限界以下になった時に警告灯をつけて、オイルの補充などを促しているのです。
ということはこの警告灯が点灯した場合はかなりまずい状態になっているといえます。
しかしこのモデルでは全くどこにも故障個所などない状態でもオイルの警告灯が点くことがあるようです。
その原因は入れられているオイルの質です。
実はオイルの警告灯というのはオイルの量を測っているのではなく、油圧を検知してそれを量に換算しています。
厳密に言えば油圧警告灯ということになるわけですが、オイルの銘柄が変わると粘度に違いが生じ、正規のオイル量が入っていて、正しいオイルの循環が行われていても油圧に違いが生まれてしまうのです。
特に100%化学合成オイルは粘度が温度によってあまり変わらないため、最初からさらさらした状態となっており、正常な機能を果たしていても油圧が低くなってしまうのです。
それを以上と検知して、オイルの警告灯を点灯させてしまうのです。
この状態でもエンジンに悪影響はありませんが、警告灯が点いているのは鬱陶しいと思う場合は、純正オイルと同じ鉱物油ベースのオイルの入れ替えると直ります。
オイルの性能としては鉱物油より化学合成油の方が上なので、バイクをいたわるつもりで化学合成油を入れてしまうことがありますが、そういった思いやりが裏目に出てしまうこともあるのです。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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