RZV500Rでよくある故障と修理費用

YPVSコントローラーの故障

 

今では絶対に売ることができない、500cc水冷2ストロークV型4気筒エンジンを搭載したレーサーレプリカのRZV500R、まさにサーキットから抜け出てきたようなマシンです。

 

このモデルは1984円に発売されたかなり昔のモデルです。
このころの2ストロークエンジンはかなり荒々しいもので、水冷式というのもまだ発展途上であったために当時から故障が多いモデルとして知られていました。

 

その中でもよくあるのがYPVSコントローラーの故障です。
YPVSとは排気ポートに回転式のバルブをつけたもので、エンジン回転数やアクセル開度などにあわせてバルブ開度を調整するものです。

 

2ストロークエンジンではピストンの上がり下がりがバルブの役割をしていて、4ストロークエンジンのように排気バルブを開けるタイミングをあとから調整することができません。
そのため、低回転、高回転どちらかにいわゆるバルブタイミングを合わせた形で設計しなければならないため、どうしてもどちらかの回転域が犠牲になってしまうのです。

 

RZV500Rはレーサーレプリカですから当然のごとく高回転域にあわせてポートの位置を決めているため、低回転が弱くなってしまうのです。
そこで排気ポートにバルブをつけてそれを半分閉めて排気抵抗を作ることで理論上、排気のタイミングを遅らせることで低速トルクを稼ごうというのです。

 

YPVSは、コントローラーで制御されたサーボモーターとバルブをワイヤーで繋ぐことで作動させていますがサーボモーターの制御をするコントローラーが壊れることが多く、それによってYPVSバルブが固定となってしまい、低回転トルクがスカスカになってしまったり、高回転が回らなくなってしまうことがあります。

 

コントローラーは電子部品ですのでいつかは壊れるものですが、修理のための新品部品などとうになくなっており、中古部品をあたってそれを使うしかないでしょう。
あるいは意外と単純な回路ですので電気に詳しい方であれば壊れた抵抗なり、なんなりを交換して直すこともできるでしょう。

 

修理費用は中古部品を使って5000円ぐらい、コントローラーの分解修理で500円から3000円ぐらいで直すことができるでしょう。
ただ、バイクの修理を行うところで出来る修理はあくまでもコントローラーの交換をすることだけで、コントローラーを開けて半田ごて片手に直してくれるところはそうそう見つかるものではありません。
分解修理は、自己責任で自分で行うのが原則です。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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