TMAXでよくある故障と修理費用

音だけではわからないスターターリレーの故障

 

スクーターでありながらオンロードモデル並みのスペックと装備を持つTMAX、しかし、オンロードモデルの性能をスクーターのボディで発揮させようというのもやはり無理があるようで、整備性の悪さも持ち合わせているようです。
整備性の悪さは実際に整備や修理をする時に手間がかかるだけでなく、日常のメンテナンスも遠のかせてしまうということもあるため、車体としてもあまり喜ばれるものではありません。

 

それにどうしても狭いところにたくさんの部品を押し込むことになりますので熱による影響が出やすくなります。
そういった理由で起こったトラブルがスターター関連のトラブルです。

 

エンジンを掛けようとしてスターターボタンを押してもスターターモーターが回らずクランキングがされない。
だいたいこういったトラブルが出た場合は、スターターモーターの故障かスターターリレーの故障、配線の接触不良や断線などが考えられるわけですが、スターターボタンを押した時の音を聞くと、スターターモーターが回る音はしないもののスターターリレーのカツッという音がするので、スターターリレーや配線は問題ないということがわかりました。

 

そこでスターターモーターを取り外してみようということになったわけですが、TMAXではスターターモーターにたどり着くのかなり大変です。
シートを取り外して、カウルも取り外して、そしてシート下に見えてくるガソリンタンクを外してやっとスターターモーターを目にすることができるようになります。
ここまで大変な思いをしてやっとのこと取り出したスターターモーター、どうせブラシやコミュテーター、アーマチュアの摩耗があるのだろうと思って分解してみると内部に汚れはたまっているものの特にトラブルを起こすような状態ではない、直結してみると見事に回ります。

 

スターターモーター単体では回るのにリレーを通すと動かなくなるということで普通ならリレーの故障ということになりますが、音がきちんとするのでそうではないらしい・・・しかしこれ落とし穴です。
スターターモーターを駆動するためのスイッチとして機能するスターターリレーはごく普通のリレーです。
スタータースイッチを押すと電気が流れ、メインの電源のスイッチとなる端子を電磁石の力で動かすだけのものです。
電磁石にメイン電源の端子のアームが動く時にカツッという音がするのですが、音がするということだけで、スターターリレーが壊れていないという判断をするのは時期尚早です。

 

音が鳴るのは電磁石に端子のアームがくっつくだけのことで、その端子が接触したからといってもその先で接触不良が起きていないということは言えないのです。
今回のトラブルが全く持ってそうで、熱の影響でスターターリレーのメイン電源側が壊れてしまい断線、それによっていくらスイッチ側に電気を流してもスターターモーターが回らないというものです。

 

スターターリレーの音による診断はあくまでの第一段階での話ですのでそれがすべてではありません。
内部が壊れている場合は音がしても電気を通さないのです。
修理はスターターリレーの交換を行います。
費用は部品代だけで4000円ぐらい、工賃入れて5000円ぐらいで直すことができるでしょう。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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