XT500でよくある故障と修理費用

点火不良でエンジンがかからない

 

SR500のベースとなったといっていいXT500、こちらはオフロードバイクですが、エンジンは全く同じものが搭載されています。

 

このモデルでよくあるトラブルが、点火系の故障によるエンジンスタート不良です。
このエンジンでは点火装置としてコンタクトブレーカーが付けられています。
コンタクトブレーカーはいわゆるポイント式と呼ばれる点火構造のメインとなるものでXT500にはクランクケース右側につけられています。

 

コンタクトブレーカーは、クランクシャフトの回転によって回る中央のカムと先端に電極が付けられたアーム、そして電気を蓄えるコンデンサーの3つで構成されています。
バルブ構造のカムシャフトと同じように偏芯したカムが回転することでアームが動き、そのアームの先端につけられている端子と固定されている端子がくっついたり、離れたりすることでスパークプラグに流す電気のタイミングを計って、電気を流します。
端子が離れると点火しない、端子がくっつくと点火するといった具合です。

 

この部分は、エンジンがかかっている時は常に叩かれているため、端子が摩耗することになりますので、定期的に端子同士の隙間の調整、いわゆるポイント調整を行わなければなりません。
そのクリアランスが狂ってしまうと点火タイミングがおかしくなったり、点火すらできなくなったりすることがあります。

 

しかし今回のトラブルはポイント自体も壊れていませんし、クリアランスの調整もしっかりしてあるようでトラブルらしいトラブルを見つけることができませんでした。
ではどこかおかしいのかというと、それは端子の接地面における接触不良です。
先程も言いました通り、エンジンがかかっている時は端子同士は常にぶつかり合っています。
その端子には電気が流れているわけですから接触した時にスパークすることになり、その際に酸化物がついてしまうのです。
これを何万回も繰り返していくとその酸化物が蓄積していって端子同士が接触しても酸化物によって電気流れを阻害してしまうのです。

 

これを直すには端子に付いた酸化物をサンドペーパーなどで取り除けばいいでしょう。

 

それからもう1つ、クリアランス調整をなどをする時に誤って端子にグリスや油分などをつけてしまった時でも同じような症状を示します。
グリスなどによって電気の流れを邪魔されてしまうので、端子同士が接触してもスパークプラグに電気を送ることができません。
こちらはアルコールや専用のクリーナーなどを使って端子脱脂を行います。

 

どちらもこれといって交換する部品がありませんので、修理費用は工賃のみ、2000円もあればやってくれるでしょう。
クランクカバーを取り外すことができればDIYでもできるかと思います。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

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