FZ6-S FAZERでよくある故障と修理費用
フレームスライダーでエンジンマウントが壊れる
FZ6-S FAZERにはカウルがついていますが、カウルがついているモデルというと転倒した時にかなりのダメージを受けることになります。
ただ、それは覚悟に上で購入するわけですから仕方がないにしても、カウルやハンドル、ミラーなどではなく、エンジン本体にダメージがかかるのはできるだけ避けたいものです。
カウルやハンドルなどであれば、高くても10万円ぐらいで修理をすることができますが、エンジンがダメージを受けた場合、最悪乗り換えることを考えなければなりません。
ただ、このモデルは4気筒エンジンにしては非常にスリムで、フレームから大幅にエンジンがはみ出しているということはないので、転倒したとしてもそれほど大きなダメージを受けることはないでしょう。
しかしやはり転べばそれなりにエンジンが痛めつけられることになりますので、バイクを大事にしている方ではエンジンガードなどをつけることがあります。
少し見た目は悪いですが、パイプ式のエンジンガードをつけた方が転倒時のダメージが半減するのでぜひともつけたいところですが、同じガード類でもちょっと避けた方がいいのがフレームスライダーとか、レーシングスライダーなどといって販売されているものです。
フレームスライダーやレーシングスライダーなどというものはエンジンマウントのボルトを利用して付けるもので、エンジンガードのように頑丈な鉄製のパイプではなく、まるでスケートボードやローラースケートのウィールのようなジュラコンなどの樹脂でできたローラーやキノコみたいな形状をしたものを取り付けます。
もともとはサーキットでのレースで転倒した時にバイクを滑らすことでダメージを軽減し、すぐにレースに復帰できるようにと考えられたものなのですが、見た目がスパルタンになるため公道車両用としても販売されています。
これをつけることで転倒時にバイクへのダメージを減らすことができるのですが、パイプ製と違って突起物となるので転倒した時、または転倒しないまでもどこかにぶつけた時にその突起物が路面上の段差やガードレールなどに引っかかって、エンジンは守れてもエンジンマウントのボルトにつける形になっていることからフレームを曲げてしまったり、エンジンマウントのネジの部分を破壊してしまうことがあるのです。
エンジンマウントはフレームとエンジンを繋ぐ大事な部分で、FZ6シリーズではエンジンもフレームの一部として設計されているため、より一層重要な部分になります。
その部分が破壊されたり、フレームが曲がってしまうと修理にもかなりのお金がかかります。
フレーム修正で50000円ぐらい、ネジ山やエンジンマウント部の破壊で30000円ぐらいのお金がかかります。
エンジンマウント部の破壊では溶接をしてねじを切りなおさなければなりませんので、強度も落ちますし車体にもいい影響はありません。
エンジンを守るならフレームスライダーではなく、パイプ製のエンジンガードがいいと思います。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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