XJ6Nでよくある故障と修理費用
ギヤの入りが悪い
XJ6ディバージョンのカウルレスモデルとなるのがこのXJ6Nですが、車体自体はXJ6ディバージョンと全く同じで、このモデルでもギヤの入りが悪いという症状が出ています。
ヤマハのトランスミッションは昔から性能があまり良くなく、走行中のギヤ抜けやシフトチェンジができなくなる、チェンジペダルの動きが渋いといったようなトラブルが付きまとっていました。
このXJ6シリーズでも多くのモデルでギヤの入りが悪いというトラブルが出ており、ギヤが入った時のショックや音がかなり大きくなってしまうものが多いようです。
XJシリーズのみならずオートバイのマニュアルトランスミッションには常時噛合式という構造が使われています。
これはクラッチとつながっているメインシャフトとカウンターシャフト、あるいはドライブスプロケットが付けられているシャフトにつけられているギヤが常にどこかしらでつながっている状態になっているものです。
これらのギヤというのは一部はシャフトに固定され、また一部は空転するような形になっており、空転するギヤ場合はシャフト上を横にスライドさせることで、シャフトに固定されるという構造になっています。
ですので、ギヤがどこかしらで必ずつながっており、ギヤ自体は回っているのですが、それがシャフトと連結されていないから動力が伝わらない形になっているということです。
これが要するにニュートラルの状態です。
変速をするとシフトフォークというアームでギヤをシャフト上でスライドさせることで空転状態からシャフト固定状態となり、そこで初めてギヤが入り、ドライブスプロケットを回すことができるようになるわけです。
こうしてみるとトランスミッションというのは常に負担がかかりっぱなしなっていることがわかると思います。
高回転で回っているギヤをスライドさせて、止まっている、あるいは回転数の違うシャフトと無理やり結合させようとするわけですからトランスミッション内のパーツは常に摩耗や劣化が進んでいるというわけです。
そういった劣化や摩耗をできるだけ抑えようとするのがオイルです。
オートバイの場合はエンジンオイルとトランスミッションオイルが供用されているのでエンジンオイルがその役目を果たします。
XJ6Nでも買った当時はスコンスコンとギヤが入ったが、ここ最近はかなり渋くなったという声を聞きます。
これはトランスミッションの潤滑を行うオイルが劣化して、ギヤの動きが悪くなっているからなのです。
ギヤの入りが悪い場合はその状態を取り除かなければなりませんが、それを行うのに特別な作業入りません。
定期的なオイル交換をしていればいいのです。
特にヤマハのトランスミッションはオイルの劣化に敏感であることから、少しでもギヤの調子が悪いと思ったらすぐにオイル交換をしましょう。
費用はオイル代を入れても3000円から5000円程度で済みます。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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