XSR700でよくある故障と修理費用
冷却水が漏れる
MT-07をベースにシックに仕上げたXSR700、2017年夏の現在では日本では発売されていないモデルですので、すべてが並行輸入モデルとなります。
噂では2017年の秋に日本でも販売されるようで、その時期を過ぎてから日本国内でもたくさん走ることなるでしょう。
国内に数少ない状態ですがそれでも実はいろいろなトラブルが出ているようです。
その一つとなるのが冷却水の漏れ、冷却水漏れは水冷エンジンであればどのモデルでもよくあることですが、新車で購入してしてからまだあまり時間が経っていないのに冷却水がにじみ出てくるようになるのだそうです。
もちろんヨーロッパ仕様での話ですので、国内仕様が発売されてから同じような症状が出るとは言い切れませんが、現状ではこの部分に弱さがあるといっていいかもしれません。
漏れる場所は、エンジン左側にあるウォーターポンプから冷却水が漏れた時のためにあけられているドレンホール、このドレンホールがあることで冷却水漏れが発生した時にオイルに冷却水が混ざらないようにしているわけですが、それを早々に利用することなるとはヤマハもオーナーも思ってもみなかったことでしょう。
内部を開けてみるとウォーターポンプの軸となるインペラーシャフトにつけられているメカニカルシールから冷却水がにじみ出ていることがわかりました。
メカニカルシールはその名のごとくゴムパッキンのように1つの材質で作られているものではなく、ものによっては内部に液体が入れられていたり、スプリングが入れられていたりといったメカニカルな構造を持ちます。
一種の小さな機械といっていいのですが、機械ですので不具合もあり故障もあるわけですので走行距離がほとんど進んでいない状態でも生産ラインで組み付けたときに不良部品を組み付ければすぐにでも冷却水が出てきてしまうでしょう。
この部分にはメカニカルシールの他に通常のゴムパッキンに様なものも入れられているので、修理としてはその2つを交換することになります。
交換といっても電球の交換のように簡単にできるようなものではありません。
オイルや冷却水を抜いて、ウォーターポンプを分解して、インペラーシャフトを抜きだし、そこで始めてシールの交換をすることができるようになります。
ですので、修理にはそこそこの工賃がかかります。
部品代を入れてだいたい20000ぐらいは覚悟しておいた方がいいでしょう。
修理するより売ったほうが得するかも・・・・
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