FZ750でよくある故障と修理費用

クラッチオイルが漏れる

 

2年たらずで生産終了となってしまった割には意外と中古市場にたくさんあるFZ750ですが、30年以上も昔のモデルだけあって、故障というよりは経年劣化による不具合というものがたくさんあります。

 

特に油液類に関わる部分はいろいろなところからトラブルが発生します。
その一つがクラッチオイルの漏れです。

 

当時は油圧式のクラッチの出始めのころで、何かとトラブルの発生やワイヤー式とのフィーリングの違いが取りざたされていたものでした。
油圧式クラッチは油圧式ディスクブレーキと同じ構造で、クラッチレバーの根元につけられたクラッチ用のマスターシリンダーで油圧を発生させ、その油圧をオイルラインを介して、クランクケースにつけられているクラッチレリーズシリンダーを動かすことでクラッチのオンオフを切り替える仕組みになっています。

 

このシステムの中で漏れが多いのはエンジン側のクラッチレリーズシリンダーの方で、ゴムパッキンが経年劣化やオイルの攻撃性によって劣化し、硬化することでクラッチオイルが漏れてくるようになります。
この部分からクラッチオイルが漏れてしまうと油圧でクラッチレリーズシリンダーを押すことができなくなりますので、クラッチが切れなくなってしまいます。
クラッチが切れないということはギヤを入れることができないということになりますので、走行不能となるでしょう。

 

ライダーの運転の仕方によっては長い時間、この部分に油圧がかかる形になりますので、ブレーキオイル漏れよりも先にこちらのクラッチオイルの漏れの方が先に出ることもあります。

 

修理としてはクラッチレリーズシリンダーにつけられているゴムパッキンとゴムブーツを交換する形で行います。
ちなみにこの部分の部品は既にほとんど手に入らない状態となっているため、FZ750の純正品ではなく、後継モデルのFZR750やFZX750のもの、V-MAXのものを流用して直すことになります。
費用としては部品代だけで見れば1000円以下で手に入れることができますが、クラッチオイルの交換、エア抜きなども含めた作業を行わなければなりませんので、工賃が少々かかります。
トータルで見ると5000円から10000円ぐらいとなるでしょう。

 

もちろん知識や技術があれば自分でも直すことができますので、安く上げたい場合はDIYがいいかと思います。
ただきちんと修理しないと出先でいきなりクラッチが切れなくなるとか、エア抜きがうまくいっていないとクラッチが切れるタイミングがバラバラになってしまうこともありますので慎重な作業が必要となるでしょう。

修理するより売ったほうが得するかも・・・・

関連ページ

FZX750でよくある故障と修理費用
FZX750のよくある故障と修理費用、その内容に関するページです。
XJ750Eでよくある故障と修理費用
XJ750Eのよくある故障と修理費用、その内容に関するページです。